イタリア語表現. イタリア語の表現 eppure を耳にしたことはある? 小さいけれどとても力のあるこの言葉を使うと、君のイタリア語は一気に自然で表現豊かに聞こえるようになるよ。
eppure の意味は?
日本語にすると、eppure は 「それでも」「しかし」「それなのに」「にもかかわらず」 と訳せる。イタリア語では会話の中で、2つの考えの対比や矛盾を強調するときによく使われるんだ。
👉 驚きや矛盾を感じたときに使う言葉だと考えてみて。
eppure の日常での使い方
1. 強い対比を表すとき
- È molto intelligente, eppure non studia mai.
彼はとても頭がいいのに、それでも勉強しない。 - Era stanchissima, eppure è uscita con gli amici.
彼女はとても疲れていたのに、それでも友達と出かけた。
2. 文の冒頭で使うとき
イタリア人はときどき文の始めに eppure を置く。日本語にすると「それでも…」「やっぱり…」というニュアンスになる。
Eppure, sapevo che avevi ragione.
それでも、君が正しいと分かっていた。
3. 有名な名言:「Eppur si muove!」
eppure の最も有名な使い方はガリレオ・ガリレイに由来すると言われている。伝説によると、異端審問で「地球が太陽の周りを回っている」という主張を撤回させられたとき、彼は小声でこうつぶやいた:
「Eppur si muove!」 — 「それでも地球は動いている!」
史実かどうかは別として、この言葉は eppure の本質をよく表している。つまり「矛盾に対する静かで強い抵抗」だ。
eppure の文化的な使われ方
この言葉はイタリア映画や文学、音楽にもよく登場する。例えば、ドラマチックな会話の中で 「Eppure ti amo」(「それでも君を愛している」)というセリフを聞くことがある。感情と理性の間の葛藤を表すのにぴったりだ。
🎬 イタリア映画のワンシーン
ロベルト・ベニーニの映画 『ライフ・イズ・ビューティフル』 では、主人公グイドがどんなに過酷な状況でも笑顔を絶やさず、息子を守り続ける。
Eppure、それでも彼は人生の美しさを信じ続けるんだ。
この言葉が「逆境に立ち向かう強さ」を完璧に表現しているね。
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イル・チェントロ(Il Centro – イタリア語学校/ミラノ)では、イタリア語を学ぶことは教科書だけでは終わらないと考えている。eppure のような言葉は、実際の会話や映画、音楽の中で耳にしたときに一番理解できるんだ。
私たちのコースは、グループでも個人でも、集中型でもゆったり型でも、ミラノの校舎でもオンラインでも、イタリア語と文化にたっぷり浸れるようにデザインされているよ。
ミラノで君を待っているよ。一緒にイタリア語を学ぼう!